出光美術館オリジナルグッズ

出光美術館

出光美術館は、昭和41年(1966)、出光コレクションを展示公開する場として、東京・丸の内に開館しました。
出光コレクションは、出光興産の創業者であり初代館長である出光佐三が蒐集した作品を基本としています。コレクションは、佐三が19歳の学生時代、地元福岡で(せんがい)の「指月布袋画賛(しげつほていがさん)」を目にしたことからはじまりました。この絵の親しみやすさに心ひかれ、以降、絵画工芸の作品を多数所蔵することとなりました。
現在の収蔵品は国宝2件、重要文化財51件をふくむ、およそ1万件におよびます。国宝「伴大納言絵巻」をはじめとする日本の書画、中国・日本の陶磁器、近代作家の小杉放菴や板谷波山、洋画家のジョルジュ・ルオーやサム・フランシスなど、幅広く充実した内容が特徴です。

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商品紹介

お茶


せんがいの画賛をモチーフにした、出光美術館オリジナル宇治茶セットです。
京都府宇治近郊の"宇治煎茶"と、"宇治有機栽培茶"を1本ずつセットにし、紙箱入りと木箱入りの2種をご用意しております。
煎茶は、初夏の柔らかな光を浴びてすくすくと育った新芽が原料となり、光沢のある細く仕上げられたお茶に、再度火入れすることにより まろやかな味と香りになっています。
宇治有機栽培茶は「農薬」「化学肥料」を一切使用しないで栽培するお茶です。
宇治茶であっても栽培方法によって味や香りが異なります。2種類の味と香りをお楽しみいただけます。
木箱入りのお茶は、紙箱入りに比べお茶のグレードが高く、内容量も多めにしてありますので、用途に応じてお使いわけください。

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作品紹介

指月布袋画賛

中国の唐時代末から五代時代に活躍したとされる布袋。特徴的な大きな腹をした布袋が、トレードマークの頭陀袋を手に子どもと月夜のそぞろ歩きを楽しんでいる。かたわらに「を月様幾ツ、十三七ツ」とある。一見すると微笑ましい図であるが、月を描いていないにもかかわらずそちらを指差している布袋には、禅の悟りの核心が示されているのである。指の指し示すものを求め、いかに指を見つめても何も発見することはできない。求めるべきは指のはるか彼方に存在している月そのものである。禅的に解釈するならば、指は経典であり、経典を読んで学習するだけでは、月に象徴される悟りは得られないということであろう。

○△□

「○」「△」「□」。単純な三つの図形を組合せて描いた、せんがいを代表する作品であるが、賛文が添えられていないため、最も難解な作品ともなっている。これまで、種々の解釈がなされている。密教でいうところの地(□)水(○)火(△)の象徴であるとか、○が禅宗、△が真言宗、□が天台宗を象徴している、あるいは、儒教、仏教、神道の三教一致を示している、などである。「○」「△」「□」はこの世に存在するものすべてのものにとって根源的な形態となる図形であり、せんがいの世界観を象徴的に示していると解釈することもできるのではないだろうか。仏教学者の鈴木大拙は自著の中で「The Univers」と紹介している。


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Tシャツ

せんがいの落款柄Tシャツ

四季草花図屏風柄Tシャツ

風神雷神図屏風柄Tシャツ

アートを生活の中に!

いつでも生活の中にアートを感じていただきたいという想いから作られた、出光テクノマルシェオリジナルのTシャツを3種類ご紹介いたします。
一つ目はせんがいの落款をデザインした男女兼用Tシャツ。せんがいの世界観は遠くヨーロッパやアメリカの人々にも受け入れられています。
二つ目は、四季草花図屏風を配したレディスTシャツ。屏風はアートである以前にインテリア。風よけ、目隠し、間仕切りでした。そして室町時代以降は権力や富の象徴として大名達にもてはやされたものです。当時の人々は室内に自然を取り込み楽しんでいたのでしょう。
三つ目は、酒井抱一作「風神雷神図屏風」をデザイン化した男女兼用のTシャツ。
オリジナル作品は擬人化された風の神と雷の神を描いたものです。空を駆け抜ける神々をポップに仕上げました。

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作者紹介

せんがい(せんがい)

江戸後期の画僧。わが国最古の禅寺 九州・博多聖福寺の第123世の住職として、また、臨済宗の古月派を代表する名僧としても名高い。軽妙洒脱な水墨画により、特有のユーモアに富んだ画風を確立。

深江芦舟(ふかえろしゅう)

江戸中期の画家。名は庄六(しょうろく)。別号は青白堂。商人、深江庄左衛門の長男。琳派の中堅画家として知られ、『草花図』が多く伝わる。

酒井抱一(さかいほういつ)

江戸後期の画家。名は忠因(ただなお)。通称栄八。姫路城主酒井忠以(ただざね)の弟として江戸に生まれる。初め狩野風を学び、のちに尾形光琳の作品に接して深く傾倒し、独自の立場でその作風を試み、江戸時代の琳派の最後を飾った。



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絵皿

色絵牡丹丸文皿 鍋島

器面全体にカタバミの葉を一枚置いた構図をなす、巧みにデザイン化された作である。カタバミの三方には丸文を配し、そのなかに牡丹の折枝を赤・緑・黄の三色で彩色する。カタバミの地文は、墨はじきによる紗綾形を精緻に表現し、破綻なく充填している。外側面には、花唐草文を器面いっぱいに描く。

色絵青海波牡丹文皿 鍋島

下半分に墨はじきの技法による青海波文を充填させる。さらに大輪の牡丹花を青海波のなかに二つ、上方の余白部分に二つ配している。色絵で装飾された牡丹花は前へ浮き立つように、一方で染付による青海波は奥へと沈んでいくかのように感じられ、文様構成に立体感がある。外側面には、七宝繋文を三つ配する。

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