クラピアとは


クラピア®は、国内に自生するイワダレソウを宇都宮大学の故倉持仁志先生が10余年の歳月をかけ品種改良して創り出した緑化植物(グランドカバー植物)です。クラピアは種苗法に基づき品種登録されています。
日本国内のイワダレソウ在来種同士を交配し、改良在来種であるクラピアS1(販売終了)が生み出されました。

主に業務用として、道路法面、分離帯、工場や公園などで使用されていますが、可憐な花も咲きご家庭のお庭等にも芝生の替わりとして最適です。また、ローケアプランツとしてもお選びいただけます。


※クラピアはノーメンテナンス植物ではありません。1年に1〜2回程度の刈り込みをお願いします。
※クラピアは種苗法に基づき品種登録されています。


特長

  • 増殖スピードが速く、芝の約10倍の速度で広がります。
  • 草刈りの手間が減ります。(横へ伸び、草丈が低いため、刈込み作業が少なくて済みます。)
  • 地表面を緻密に覆います。(被覆密度が高く、雑草の侵入を抑えることができます。)
  • 人が踏んでも大丈夫です。(人が立入る所でも植栽可能です。踏まれると更に緻密に繁茂します。)
  • 可憐な花が咲きます。
    ※冬枯しますが、翌春には緑の状態に戻ります。
クラピアの比較表

※新品種K7の販売に伴い、S1は生産・販売を終了しております。

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クラピアのメリット

生育状態 6月20日植栽→32日目→53日目

生育過程

植栽後、約2ヶ月間で一面に広がります!

生育状態 6月20日植栽→32日目→53日目

季節の移り変わり 春(平均気温13℃くらいで芽吹き始めます)→夏(茶色くみえるのは咲き終わった花です。)

季節の移り変わり 秋(平均気温15℃以下になると茎葉が褐変します。 )→冬(平均気温10℃を下回ると休眠期に入ります。)

冬枯れ【10〜3月は冬枯れの状態になり休眠期にはります。】 12月14日→2月20日→3月16日→3月25日(緑が復活!)

雑草対策 5月29日(植栽時)→7月29日(2ヵ月後)→12月18日(休眠期)

翌年6月29日 クラピアは今年も元気に生長! クラピアを植栽しなかった場所 には雑草が生えています。

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植栽例

個人宅(神奈川県真鶴市)

個人宅(千葉県白井市)

個人宅

クラピアコンテスト受賞者の植栽例はコチラ≫

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植栽・管理方法

クラピアの管理

クラピアによる緑化を成功させるためには、土壌基盤を正しく作ること、クラピアが 地表を覆うまで手をかけることが重要です。

クラピアの管理表

植栽前の準備

  1. 1クラピアの植栽適期は、4〜9月です。(最適期は6〜8月)
  2. 2クラピアは日光を好みますので、日当たりの良い場所を選びます。
  3. 3雑草が発生している場合は、植栽前に除草してください。
  4. 4土壌が固まっている場合は、表層15cm程を耕起します。

植栽前の準備

土壌づくり

普通土が望ましいです。粘性土、建設残土等が混入している土壌での植栽は、土壌改良及び客土入替えが必要となります。
真砂土などの砂質土は、肥料持ち、水持ちが悪いので、土壌改良してください。
硬い土壌の場合は、耕転し、根の侵入を容易にしてください。

【施肥】
元肥としてN(窒素)−P(リン)−K(カリウム)が8-8-8相当の肥料を株元(植え穴)に入れてください。
通常土壌・・・化成肥料10〜15g/穴
肥料分の少ない土壌(真砂土・砂礫土等)・・・100〜180日程度のコーティング肥料(緩効性肥料)を15〜20g/穴
肥沃な土壌(農作物がよくできる土)・・・化成肥料5〜10g/穴
※生育状況に応じて、追肥を行ってください。

植え付け

  1. 1 植え穴は、径、深さともに「ポット苗」の土の部分より少し大きめの穴 を掘ってください。
    植え穴には、上記で混ぜて使用した肥料を、ひと苗あたり約5g(ひとつまみ程度を目安)を使用してください。肥料に根が直接当たると肥料焼けすることがありますので、植え穴に肥料を入れたあとに薄く土を入れてから苗を植栽してください。

大きめに穴を掘る

  1. 2「ポット苗」の土の表層が少し隠れる程度にまで土を戻します。 埋め戻し後、根と土が密着するよう上から押さえてください。

数ミリ低め

植栽の目安は、1m2に「ポット苗」を4つ植えます。

完全被覆するまでは、過度の踏み込みは避けてください。
完全被覆後には、適度な踏圧が良い刺激になり、より丈夫な生育を示します。


K3は生育が遅い為これまで6苗/uを推奨しておりましたが、
肥料を多めに施肥することでK7との生育差がないことが分かってきましたので、
4苗/uに推奨を変更しております。
また、K3はK7、K5よりも耐寒性に優れ、緑色の維持期間が長いことが分かってきました。
緑色維持期間がより長い品種としてK3を推奨しております。

適度な踏圧を与えたクラピア/踏圧を与えないクラピア/比較対象踏圧あり 踏圧なし

水やり

植栽後、シャワー式散水にて、1日1回は灌水をお願いします。根が活着するまでは、定期的に灌水してください。
梅雨の時期はムレに注意して、灌水回数を加減してください。

除草

クラピアは、約2ケ月で土壌表層を被覆します。その間、雑草が発生した場合は、適宜、除草してください。
完全被覆すると、雑草の侵入を抑制します。
※植栽時期、温度条件、日照条件、肥料条件により2ケ月以上かかる場合があります。

追肥

真砂土のような砂土壌は、肥料持ちが悪いので、100日程度の緩効性肥料を使用してください。
緩効性肥料とは、じわじわとゆっくり効果の現れる肥料。長時間、効果が期待できます。主に固形の物が多いです。

開花期

花の色は気温との関係が深く、気温が上がると薄くなり、気温が下がると濃くなる性質があります。
これはアントシアニンの発現の関係によるものです。アントシアニンは気温が高くなると発現量が減少し、気温が下がると発現量が増えます。

【K7】
開花期の目安は、5〜9月です。
白色の可憐な花を咲かせます。


        


K7(花色:白)

【K5】
開花期の目安は、5〜9月です。
ほんのり薄いピンク色の花を咲かせます。


K5(花色:薄ピンク)

休眠期(冬枯れ)

平均気温が10℃以下になると、茎葉が褐変し、休眠状態に入ります。 未活着のままでの越冬は、枯死するので厳禁です。
休眠期は、見た目が枯れた状態(冬枯れ)になりますが、茎・根は生きており、春より新しい葉を芽吹きますので、刈りとらずに、春まで様子を見てください。

刈り込み

クラピアの刈り込みについて

クラピアの刈り込みについて

ポット苗(ポット直径:9cm高さ:約7cm)ポット容器から出して植栽してください。 S1ポット色:黒 S2ポット色:赤 K5ポット色:濃い緑

・規格:ポット苗 ・寸法:直径9cm ・梱包:24、40ポット ・標準植栽数:4ポット/m2

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こんな症状がでたら

こんな症状がでたら

クラピアQ&A

クラピアQ&A

ご注意

  • 北海道等、寒冷地では生育環境に適さない場合があるため、本州以南のエリアでの植栽してください。
  • 植栽に関する施工作業は一切お受けしておりません。
  • クラピアは改正種苗法による登録商品です。根、葉、茎を無断で栽培、増殖、譲渡、販売、輸出入等しますと種苗法に違反しますのでご注意ください。
  • クラピアの枯れ補償は行っておりません。

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